Keywords

Keyword アガートラーム

#06

マリア・カデンツァヴナ・イヴが身に纏うシンフォギア。
および、ギアを形成する為、
コンバーターユニットにコアと組みこまれた聖遺物の名称。

イラク戦争の折り、進駐した米軍によって
「シュルシャガナ」、「イガリマ」と共に押収された経緯がある。

かつて米国政府は、
イラク政府の保有する聖遺物を「大量破壊兵器」と呼称し、
それらを強奪するために様々な謀略を巡らせ、
ついにはイラク戦争を引き起こしている。

戦後、「あるはずの大量破壊兵器は無かった」と、
随分とお粗末な発表があったが、それは――

米国が複数におよぶ聖遺物を
秘密裏に入手していた事実を隠蔽するための拙い方便でもあったのだ。

だが、ここにひとつの齟齬がある。

アガートラームとは本来、ケルト神話にて伝わる銀の腕であり、
シュルシャガナ、イガリマと異なり中東に位置するイラクとは全く無縁の存在である。

実はこの「アガートラーム」とは、
持ち込まれたF.I.S.での調査の結果、正体不明と結論付けられた聖遺物であり、
その色や形状から、便宜的にラべリングされた名称であった。

これらの事実は長らく秘匿されてきたが、
F.I.S.の所在地と目される
ロスアラモス研究所を強襲したヴァネッサによって断片的に開示されるのであった。

今もってなお、アガートラームは正体不明。

それでもマリアにとっては、
亡き妹から受け継いだ銀の炎であり、此の今を生きるヒカリとなっている。

Keywords Index