Keywords 用語解説

#05

フロンティア事変収束後、
いくつかの証拠品等と共に押収されたF.I.S.の技術遺産。

ウェル博士を中心としたチームにて開発された、
人間の脳内に介入する装置であり、
その後、エルフナインの錬金術と合わさる事で、
脳領域の観測と解明に特化した「電界顕微観測鏡」として（未）完成する。

観測者が、電気的疑似構成された他者の仮想脳領域という
「危険な世界」を見てまわる所から、
イタリアの詩人ダンテが著した「神曲」になぞらえており、
装置には「神曲」の主人公（ダンテ自身）が地獄で出会う少女――
「Beatrice」が名付けられている。
（Beatriceの語源が、「航海者、旅行者」を意味する
　ラテン語からのもじりでもある事も命名理由のひとつである）

オープニングアニメにも見られるように、
作戦行動時以外のエルフナインは、
自分の時間の多くを使って脳領域の観測を行っている。

エルフナインにとってはとても大切な事であり、楽しみのひとつであるが、
それを理解しない響からは
「わりとしっかりめのお仕事」と評されてしまうのであった。

#09

再誕したシェム・ハを、
護国の兵器と飼い慣らそうとした風鳴 訃堂であったが、
さすがにそれは不可能と判断。

その腹案として実行されたのが、
神の制御ではなく、神の器たる依り代の少女の制御であった。

風鳴本邸、地下に広がる電算室の一画にて、
小日向 未来の脳には着々とコントロールが施されている最中であり、
制御完了の暁には、
新たなるディバインウェポン――次世代抑止力が誕生するはずであった。