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Keyword 護国災害派遣法

#03

大事なものなのでナントカで誤魔化してはいけない。

#05

施行後に広く使われている略称は、「護災法」。

決して護国ナントカ法は、誰もが用いている略称ではない。

頻発する超常の有事に即応する事を最大の目的とした法律。

風鳴機関、
および風鳴 訃堂の後押しによる成立と施行までには相当な無理があり、
今もってなお野党からの攻撃材料とされている。

特異災害(ノイズ)以外にも、
日本国内における聖遺物や異端技術に起因する災害に対し、
国連直轄となるS.O.N.G.よりも優先的な活動を自衛隊に保証しているばかりか、
予測できない事態にも柔軟に対応できるよう、
あちこちに拡大解釈の余地をあらかじめ設けた法律となっている。

かつて、神の力に取り込まれたシンフォギア装者個人に対して、
議論もなく殺処分指令を下す(後に撤回)等、強烈な実行力を備えているばかりか、
特異災害の事態収拾、
および、回収した聖遺物の取り扱いを風鳴機関に一任させるなど、
被害と混乱を収束させる為とはいえ、なかなかに醜悪な内容となっている。

余談ではあるが。
屈辱にも等しき失脚から10余年が経過し、
風鳴 訃堂の存在感は、往時に迫るまでに膨れ上がってきている。

即ち、護国災害派遣法とは防人の法理であり、風鳴 訃堂そのものでもあるのだ。

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