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Keyword キャロル・マールス・ディーンハイム

#08

魔法少女事変の首謀者。
錬金術的に解析する為、世界を分解しようとした過去がある。

S.O.N.G.との激闘の果て、
瀕死のエルフナインに身体を譲り渡し、消失したと思われていた。

だが。

脳内に残存するわずかばかりの電気信号の痕跡――
想い出の断片を掻き集め、
コピー&ペーストによるパッチワークの要領で強度ある疑似人格を形成。
意識の表層に顕在化させる事で、
キャロル・マールス・ディーンハイムは土壇場に再誕を果たすのであった。

これは魂が復活したのではなく、
あくまでも脳内にて演算されたキャロルの人格――
感情という不合理な部分すらも備えた、いわば独立型AIの起動である。

この疑似人格が完成する経緯には、
かねてよりエルフナインが
自身の脳領域をダイレクトフィードバックシステムの応用で観測し、
本来であれば埋没するはずの電気信号を拾い集め、活性化させた事が発端にある。

信号瞬く個々の「点」は、やがて「線」と結ばれ、
カケラと生じたキャロルは、
いつしか自身を「面」と描いていき、少しずつ自分を組み立てていく。

ほんの21グラムにも満たぬ曖昧模糊とした存在でありながら、
錬金術とは、分解と解析――
そこからの再構築によって成立する技術体系であると、
身を以って証明するキャロルであった。

現在はひとつの身体にふたつの人格を備えており、
主人格はエルフナインと設定されているが、
状況に応じて意識・人格のスイッチングが可能な状態となっている。

さらに必要であれば、
キャロルとエルフナインの人格が同時並列に演算を行う事で処理の高速化を図り、
複雑高度な術式の構築も可能となっている。(無論、その対価は必要であるが)

なお、キャロルの人格が表層に顕在した時に限って、
ダウルダヴラのファウストローブを身に纏う事が可能となっている。

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