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Keyword エクスドライブ

#08

シンフォギアに搭載された決戦機能のひとつ。

飛行機能の獲得の他、
全ての出力が大幅に上昇しているため、
通常とは異なる戦法やギアの運用を可能としているが――

その稼働には膨大なフォニックゲインを必要としており、
過去三度確認された場合はいずれも、
条件や状況から奇跡的に手繰り寄せた結果である。

エクスドライブの稼働はキャロル自身もひどく消耗する為、
小日向未来奪還作戦において最後の切り札と忍ばせられていたが、
チフォージュ・シャトーの再起動失敗他、
立ちはだかる様々なマイナス要因を覆すべく実行されるのであった。

当初より、
エクスドライブの稼働を目的に調整・放出されたフォニックゲインは、
強制的に機能の限定解除を行い、最後の勝機をカタチと結ぶ。

反撃に稼がれた時間は僅かであったが、
それでも――神殺しの拳を戦線復帰させるには充分であった。

#12

これまでは、(どのような経緯であれ)
外部から供給されるフォニックゲインを活用し、
かろうじて手繰り寄せてきた奇跡のカタチこそがエクスドライブであった。

だが、放り出された宇宙と空の境界、亜宇宙にフォニックゲインは無く、
それどころか装者たちの眼下には、どこまでも紅い絶望が広がるばかり。

心が折れるには充分な状況であった。

だとしても。

人類は超常に屈することなく、総力をもって生き足掻いている。

わずかに灯った希望の種火を絶やさぬよう、俯くことなく抗っている。

人は弱い生き物ではない。

ならば、自分の強さも――この胸の歌を信じられる。

バラルの呪詛が消失した世界のてっぺんで、
誰かのフォニックゲインではなく、
自らのフォニックゲインを爆発させるために絶唱を口にする装者たち。

流れ星――墜ちて燃えて尽きて、そして。

新たなる決戦形態「バーニング・エクスドライブ」が起動する。

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